南部鉄器 小鉄瓶兼用急須 アラレ0.5L 及富
鉄瓶の良さを日常使いにする贅沢
南部鉄器の代表商品「鉄瓶」は茶道具の一つだ。直火にかけられた時、鉄が湧出するよう、高温で焼入れしている。鉄瓶で沸かしたお湯はまろやかで、いつものお茶の味がひと味もふた味も変わり、その味わいの違いに驚く人も多い。
それは日本人だけではない。世界が、南部鉄瓶がもたらす深い味わいを愛し、鉄瓶を育てる楽しさに魅了されている。
そんな鉄瓶の魅力を、伝統の形状に和の色合いをプラスして発信したのが及富の鉄瓶だ。長年の歴史に培われた形状は、伝統的ながら使いやすくスマート。つややかなパール感のある赤い鉄瓶は、白の向こうに透ける鮮やかな紅色がモダンな印象だ。
「良質の鉄瓶はお湯を沸かすときれいなチンという音がする」という。お湯を沸かすほんのひととき。静けさを楽しむ時間も楽しませてくれる、一生ものだ。
茶道具を作る職人の技を伝える南部鉄器の老舗
南部鉄器の産地の中でも「及富」がある水沢地区は、古くから茶道具を作ってきた。及富の創業は嘉永元年(1848)。南部鉄器の歴史と共に歩んできたメーカーだ。多くのメーカーが製造を分業する中、及富はデザイン、鋳造から仕上げ、販売まで、一貫して行っている数少ないメーカー。だからこそ、鉄の特性を活かし、美しさを際立てるため、職人たちが受け継いできた技が、1つの鉄瓶の中に込められているのだ。
茶は日本において、毎日の暮らしの中に浸透しているもの。だからこそ、職人たちは、姿の美しさだけではなく機能性も追求して、技を磨いてきた。それが世界が南部鉄器を認め、多くの人に求められる所以なのである。
商品詳細
生産地:岩手県奥州市
素材:鉄
サイズ:縦9x横15cm
ご使用上のご注意
「ならしの作業」を必ずお願いします。
本体を軽くすすいだ後、水を8分目まで入れ中火で沸騰させてください。
その後お湯を捨てます。※空焚きに注意してください。
初めは、金気で湯が濁りますので2~3回繰り返し、沸かしたお湯が無色になってからご使用ください。
「道具を育てる」
ご使用後は必ず空の状態にしてください。お湯を入れたままにしますとサビなどの原因になります。
その後、フタを取り、余熱や軽い空だきで内部を完全に乾燥させてください。
使用していくうちに内面には、赤い斑点が現れその後白い湯垢の膜が出てきますが決してこすり落とさないようにしてください。湯垢の膜ができると内面が赤くても水は透明を保つようになり、湯の味も一層おいしくなります。